フリーズドライ事件

    昨年10月に起きたムカつく珍事件のことをを書きます。

 エレメンツは会社の近くに文書保管用の倉庫を借りているのですが、ある日、その管理

会社から一本の電話がありました。

 「エレメンツさんの倉庫で水漏れがありました。確認をお願いします」

何のことかよくわかりませんでしたが、とりあえず急いで倉庫に向かいました。

倉庫に到着し、エレベーターを降りて倉庫に向かうまでの床が水浸しです。

いやな予感がしました。

そしてドアを開けた瞬間、目が点になりました。段ボールに入れて積み上げていた数十箱

の書類、タイムカードや請求書、履歴書などがすべて水没していたのです。話を聞くと、

上の階の工事中に水道管が破裂したようで、大量のドロ水を天井からかぶった状態でした

た。雨漏りというレベルでなはく、完全に水没です。

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事務所に戻った僕は、その工事を施工している会社に連絡し、水漏れの現状の確認に立

ち会ってほしいと伝えました。そして「こちらも代表が対応するので、役員か、ある程度

の決裁権を持った人をよこしてほしい」と付け加えました。その理由は、すべての文書を

フリーズドライで復元してもらおうと思ったからです。

 文書のフリーズドライは東日本大震災の時に注目された文書の復元処理方法で、文書を

ただ乾燥させるのではなく、文書をいったん-25°Cの冷凍庫で凍結保管し、前処理(洗

浄)したあと真空の状態で水分を飛ばし、その後一枚ずつ

乾燥にかけるという、かなりの専門的技術と設備を持った業者しかできない

処理方法です。

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翌日、営業のような米倉涼子似の女性社員と、取締役なんとか部長がやって来ました。

倉庫の入り口で名刺交換をし、三人でエレベーターに乗り込みました。エレベーターはド

アの閉まるスピードがかなり遅く、会話もなく、とても

気まずい空間にいる時間を長く感じました。

 倉庫に到着。鍵を開けたとき、一瞬ふたりの動きが止まりました。

事の重大さに気付いた米倉は、張子のトラのように頭を下げて謝りました。しかし、なん

とか部長「じゃあ、まず業者に連絡してみましょう」と、謝る素振りはなく、「いやー

けっこういっちゃってますね~」などど、いけしゃあしゃあと言いました。

 おっさん、その態度なんやねん!と言いそうになりましたがグっと抑え、「車の当たり

屋みたいにぼったぐる気はないので、とにかく元通りにだけしてください。フリーズドラ

イと言う方法があるので調べて、その業者に頼んでください」とだけ言いました。

 米倉涼子は必死でスマホを検索し、スリーズドライの会社を探し出しました。

そして料金を聞いた瞬間、一瞬表情が固まりました。文書のフリーズドライの料金は、宅

急便の100サイズくらいのダンボールで一箱8万円!この倉庫にあるダンボールがざっと

数えて50箱だから、合計で400万円以上になる計算です。その後いろいろな業者を調

べたようですが、やはり、そんなニッチな業界には限られた業者しかいないようで、結局

8万円の業者にお願いすることになりました。

 そしてなんとか部長、値段を聞いてビビっている米倉涼子に

「ああ、どの業者でもいいから、きっちり仕事やってくれる会社に頼みなさい」と言いま

した。全く金額を気にしないところも見ると、すべて保険で対応できるようでした。

 そして30分後にフリーズドライの業者が到着。現場の確認と搬出の日程調整が終わる

と、なんとか部長、「それじゃあフリーズドライが完了したら連絡します」と一言残し、

「いや~、車一台分くらいの金がかかっちゃったよ~」と笑みを浮かべて帰りかけようと

しました。僕はなんとか部長の前に回り込んで歩くのを制し、「会社すぐ近くなんで来て

いただけませんかね?お話したいことがあります」と言いました。そしてその業者と米倉

を倉庫に残し、僕となんとか部長はエレメンツの本社に向かいました。歩く道すがら、5

分間ひと言も喋りませんでした。

 エレメンツに到着し、応接のソファーに座らせると、まったく謝罪の気持ちがない対応

についての怒りを、僕はすごい剣幕でなんとか部長にまくしたてました。

「復元すればいいんじゃないですよ!うちの社員がきれにまとめてきた書類の

上からドロ水かけられたら、どんな気持ちになります?」

「おたくの家行って、部屋の中にドロ水入れたろか!」とまでは言いませんでしたが、

全く反省のない態度に対し、説教しました。

なんとか部長の態度は、盗人とは言いませんが、悪事をしながら平然としていたり、

それを咎められると開き直ったりする、まさに盗人猛々しいものでした。

 僕に一方的に怒られたなんとか部長は、ことの重大さに気付いたようで、急に態度を変

えて謝りだしました。そしてしゅんとしていました。

 30分後、僕の言いたいことはすべて伝えたので話しは終わり、席を立とうとした瞬間

でした。

「あっ、これ飲んでいいですか?」

なんとか部長は、出したけど僕も口を付けなかったお茶を一気飲みし、「はー!と言いま

した」

あまりに反省の色が見られないその態度にむかついたので「そういう所やで!ダメなの

は!」と言ってやりました。

それから倉庫に戻り、なんとか部長と米倉の最敬礼のなか、僕は会社へと歩きだしました。

次の瞬間、フリーズドライの業者が走って僕にところに寄ってきました。手には何か

持っています。僕に追いつくとその業者は、肩で息をしながら僕にその紙を渡しました。

フリーズドライの会社案内でした。

「また次、水没があったら呼んでください!」

その業者は言いました。

「いらんわ!こんなの2回もあったら困るわ!」

僕はその会社案内を取り上げると四ツ折りにし、業者の胸ポケットにねじ込んでやりま

した。

世の中には空気の読めない人が意外と多いんですね。

 

 

美容院にたのんで無理矢理やってもらった犬メイク

実はシベリアンハスキーだが、

ネコにしか見えず(*_*)

 

去年、一昨年の2年連続ネコの印象が強いみたいやな。。。

 

★今年の犬↓

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★去年のネコ↓

 

 

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★一昨年のネコ↓

 

 

 HERe:NEの煉さん!