謹んで新年のご挨拶を申し上げます
皆様におかれましては、平素よりエレメンツの事業に対しまして、多大なるご支援
とご協力を頂き、厚く御礼申し上げます。
さて、わが国の経済は、緩やかな回復基調が続いており、雇用情勢については、
有効求人倍率が1.5倍を超える43年ぶりの高水準で推移しております。
しかしながら、少子高齢化や生産年齢人口の減少という構造的な問題は
更に深刻化しており、革新的技術への投資不足やイノベーションの欠如による
生産性向上の低迷などもそれに拍車をかけています。
昨年は、女性や若者や高齢者等、誰もが生きがいを持ってその能力を最大限に
発揮できる「一億総活躍社会」が提唱され、3月には「働き方改革実行計画」が策定
されましたが、肌で感じる景気回復の高揚感はありません。平成27年の改正派遣法、
そして労働契約法5年ルールに見る「処遇改善を目的としない雇用安定措置(継続
して働けるが給料が上がらない)」が、まさに今の日本の閉塞感を象徴しているようです。
われわれ業界の人間がやるべきこと。今すぐやるべきこと。
それは、平成24年、民主党政権下で制定された「日雇派遣の原則禁止」や、それに
伴う収入制限(世帯収入の情報開示を含む)、「マージン率等の情報提供」、「1年
以内に離職した労働者への規制」といった、よく意味のわからない法律を見直すこと、
まずはここではないでしょうか。
今年は、関係機関や業界団体等と従来以上に協力し、実現に向けた活動を
より一層強化していく所存です。
本年も変わらぬご支援とご協力を頂きますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
平成三十年一月元旦
株式会社エレメンツ
代表取締役社長 福田 浩二